フィリピンで入院? フィリピンの病院の賢い利用方法: フィリピンで入院?医者を選ぶコツ2 -医者の種類について

2009年7月30日木曜日

フィリピンで入院?医者を選ぶコツ2 -医者の種類について

こんにちは

前回フィリピンの医者は専門をもつのに
何年もの経験を積みその専門の国家試験をうけて
専門医師になるわけで専門性が高いほど
腕も良く、最新の医療技術をもっていると
お話しましたが

今回は腕の良い先生が必ずしも
良い医者であるとは限らないということについて
お伝えしたいと思います。

フィリピンの開業医はすべて専門をもった医師たち
なのですが、ちょっと風邪をひいたからと言って
すぐに肺の専門の医者に見てもらう人はいないと
思います。

普通は内科、小児科、産婦人科などがちょっとした
健康の相談に行く場所で、そこから紹介されて
肺の専門家などに行くわけです。

ところがフィリピンでは患者さんが自由に専門家を
選ぶことができるのと、ビジネスで各医者が競っている為
紹介のシステムがあまり確立していないこともあり
患者がいきなり近くにクリニックを持つ有名な
肺の専門家に行き診て貰う事ができてしまうわけです。

そういったシステムの悪さから、
自分の専門外の病気には疎い医者が
別の病気をもった患者を初診し、誤診してしまうことが
多々あります。

それを解決するべくアメリカで提唱された家庭医という
内科、小児科、産婦人科の知識を詳しくはないけれでも
広くもち、患者さんを家族ぐるみで診て正しい専門家に
紹介する制度がフィリピンでも始まり、2年間の研修を
つんで家庭医の専門をもった医者が増えてきました。

日本で言うところの町の近所の医者でしょうか。

彼らの家庭医は小さな町などに診療所をもち
家族ぐるみでその患者さんの生活と病気の傾向などを
把握できるよう訓練されているのですが、
フィリピンでもそういった認知度はまだまだあまりなく
専門家からもいろんな専門をかじった家庭医を
未熟専門家として扱われ、まだまだ紹介のシステムが
確立していません。

ですからフィリピンで損をしないで、誤診やトラブルにも
あわないようにするためには、医者を知らなければいけません。

フィリピンはコネ社会ですが、それが医者との付き合いでも
あてはまります。

たとえ偉い称号のついた医者を指名しても、腕はたちますが
彼らはあなたをお金を支払えば治療してあげるという
傲慢な立場でみます。

フィリピンでは自分の知っている各専門の先生を
自由に指名することができますので、有名な先生の名前を
知っておくと便利なのですが、お金で雇うという感覚でしか
診てくれないわけです。

そこで私がいろいろなフィリピンの医者とつきあってきて
お勧めするのが


一人良さそうな内科の先生を知っておき、
できれば定期的に彼に診てもらい
親しい間柄をつくっておくこと


それが一番安心できフィリピンで快適にすごすコツ

だと思います。

ここでのポイントはよくその先生に会い、彼の携帯電話番号をもらえるほど
親しくなっておくことです。

これはあくまでも長期滞在する方へのアドバイスですが
かかりつけの医者として普段こまめに会い、
家族で催しものなどに招待するなど、家族ぐるみで
その先生と親しくなることができると

緊急で病気になったときなど
いざという時すぐに連絡して相談でき
入院などの適切なアドバイスももらうことができます。
そして入院の手続きなど前もってその先生が準備して下さることもあります。

その時の病気が外科の手術を必要とする場合でも
その先生が彼の信頼する外科医を紹介して下さるので
親切にまた安心して診て貰うことができます。

医者のほうも知り合いの患者にはいい加減にできないので
親切に責任をもって診てくれます。
また親しい間柄の人には、不当な病院側の請求などにも
対処してくれ、さらには割引の手続きもしてくれます。

そして内科の専門はフィリピンでも難しい専門なので
医者の間でも尊敬されていて、彼らが紹介する患者さんも
大事にしてくれます。(紹介された医師も下手なことをして
内科の先生から嫌われるのを恐れているため)


ですからフィリピンでながく住む予定の方は近くで信頼できる内科を
さっそく探すことをお勧めします。

そして普段から余計だと思えるぐらいその内科の医師に
恩を売ってください。

もしできるなら病気にならなくても早いうちから
信頼できそうな外科の医師をその先生から紹介してもらい
その外科の先生とも親しくし、恩をどんどん売っておいてください。

これがいざとなった時にとても得をします。

私の場合、外科の友人がいて、ある時手術してもらったら
診察料(ドクターズフィー)がただで済み、
おまけに病院の入院の期間も短く抑え、
薬も安いものにしてもらい、病院代、薬代あわせても
2万ペソで退院することができました。

ですから親しい医者を持つとフィリピンの生活が
心地良いものになります。

ぜひ身近で良さそうなうわさの医者を探してみて下さい。

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