フィリピンで入院? フィリピンの病院の賢い利用方法: フィリピンで入院? 救急医療室(ER)?

2009年7月24日金曜日

フィリピンで入院? 救急医療室(ER)?

こんにちは

さて昨日のつづきで救急医療室から
入院するときのコツについて
お伝えいたします。

昨日説明したとおり、フィリピンで一般に入院するときは
必ず救急医療室に入り初期診断をされてから
入院になります。

そのとき一般の比較的庶民的な私立病院では
救急医療室で使われる薬や点滴まで
医者がいちいち処方箋をだし患者さんの付き添いに
買ってこさせます。

そこで薬を買えない貧しい患者さんは
何の治療も受けられないわけで
そういう患者さんは直接、安く医療を受けられる
国立病院の方に行きます。

フィリピン人の間では値段は高いけど
すぐに治療してもらえ、患者さんの不平や問題に
すぐ対処してくれるのが私立病院

そしてお金は安くすむけど、救急医療室でさえ
患者さんは行列をつくり、苦しくても我慢して
医者に診て貰う順番がくるのを待ち
何の不平も聞いてくれない場所が国立病院です。

ですから穏やかな市民の日本人のあなたは
まちがっても国立病院には行かないでください。

国立病院は順番待ちの形相をかえた
必死にわれ先に助からんとする患者さんたちの
戦場のような場所ですので、穏やかに医者を待つ
日本人はひどい目にあうでしょう。

すこし話がずれてしまいましたが
私立病院にきたことを前提にして
お伝えしていきます。

さて救急医療室についてから
良く聞く日本人の患者さんの不平が
何で患者がいちいち薬を買ってこなければ
いけないのか、この病院には薬はないのか? 

これは完全にフィリピンの医療システムを知らない
無知な質問です。

フィリピンの病院にはちゃんと薬がありますが
患者さんには自分で薬を選べる権利が
あるわけです。

日本のような国民保険がないフィリピンでは
医療費は全額自分で支払わなければなりません。

ですから患者さんは自分で薬を選び
ふところの余裕度によって
高い薬か安いジェネリックの薬にするか
選ぶことができるわけです。

一部の高級ホテルのような私立病院では
来る患者さんも裕福層がほとんどなので
救急医療室でも自動的に薬が病院からだされ
治療をすませた後に救急医療室使用量として
使用した薬などの請求をします。

そういう所ではもちろんジェネリックの薬などは
使われないわけで、最高の薬と医療を受けられる分
値段もかなり高くつきます。

フィリピン人でもきちんとした給料をもらっている
公務員などはPhilHealthなどの保険に入っており
そういう人は保険である程度カバーできるので
救急医療室でも保険によって自動的に薬などがだされ
すみやかに治療が行われます。
実際は少し割高になるわけですが、それを保険で払うわけです。

どちらにしてもフィリピンで使用できる医療のレベルは
自分が払う金額によって決まります。

すこしフィリピンに永く滞在している方は
庶民的な小さな私立病院を使用すると
薬が選べるので少し節約できますよ。

次回は救急医療室を使わないで
直接入院できてしまう、かなり時間とお金を
節約できる特別な方法について
お伝えしたいと思います。


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