フィリピンで入院? フィリピンの病院の賢い利用方法: フィリピンの病院に入院? さてどの病院に行く?

2009年7月21日火曜日

フィリピンの病院に入院? さてどの病院に行く?

こんにちは

前回の続きで 
さてフィリピンの病院に入院しなくてはならなくなったとき
まず何に注意せねばならないかにつぃてお伝えします。
 
まずお金の準備をして
付き添いの方と一緒に病院に行くことになったら
普通日本人の方は良い医者と医療を求めて
近くにある大きな総合病院にいくと思います。

ところがここがフィリピンと日本の病院のシステムの
大きな違いで
フィリピンでは医者は個別に開業し、
病院に所属してそこでいつも勤務しているわけではありません。

フィリピンの病院はあくまで患者さんを収容する
ホテルでしかなく
直接医者とは関係ありません。

フィリピンで専門をもった医者は個人の名前で開業し
少し有名になると市内にあるあちこちの大病院に
席をいれることができ
そこで自分の患者さんを入院させ治療することができます。

かなり有名な医者になると大病院のいくつかに
自分のちいさな診療所をもうけることができ
秘書がいてたいがい予約制で外来の患者を診ます。

そしてあちこちの病院に自分の名前で患者さんが入院すると、
昼であろうと夜であろうと
すぐ連絡が入り患者さんを診察に行きます。

つまり良い医者はどこの病院にいっても
自由に選ぶことができるということです。

ただしフィリピンでも国立病院は
勤務医が直接患者さんを入院させ治療する
日本と同じ医療システムをとっています。

ここで注意すべきことはフィリピンの国立病院は
あくまで貧しいフィリピン人に
安く医療を提供することにあり、
勤務医はすべて専門課程を研修中の研修医です。

自分の名で開業している専門医は
国立病院では患者さんを治療しませんので
患者さんは医者を選ぶことはできず、
ただ良い研修医の担当になることを祈るのみです。

そしてもちろん安い国立病院は医療設備もたいしたものはなく 
一部のフィリピン大学所属の国立病院を除き、
たいがい中古の医療機器で大勢の患者さんをかかえ
きたない病院と粗末なベッドに患者さんがごたがえしている状況です。

そんなところに日本人であるあなたは
まちがっても行かないで下さい。
逆に目立ってしまい盗難にあう危険もありますので。

フィリピンの私立病院を選ぶコツは、
そこにどんな医者が席を置いているか
自分が知っている医者が
そこで治療できるかを受付案内で聞くことです。

そしてお金に余裕があれば
大きな病院ほど設備が充実し、ホテルのような快適な環境を
得ることができます。

病室も患者が自由に選ぶことができ、
ホテルとおなじように安い部屋から高い部屋まであり、
一泊いくらという基準で自分で選ぶことができます。


ですからフィリピンで入院するときには
フィリピンの医療システムの違いを理解し
自分の健康は自分の財力と自分の決断で
得られるものだということを肝に銘じて病院を選んでください。


もう一度いいますが
フィリピンの私立病院の中にはそれぞれの専門の医者の
事務所みたいな個室の診療所があり、
部屋の数が多ければ多いほど、
たくさんの専門の先生がいるわけで、病院の格が上がります。

有名な先生は
あちこちの病院がその先生の名を欲しがるので
時間制でたくさんの診療所をあちこちの病院にもつ大先生もいます。

診療所はもたず席だけその病院におくこともできるので、
各私立病院にはその病院で指名できる専門医のリストが
受付案内にあり、その医者の数が多いほど病院の格が上がります。

そしてそれらのリストにある専門医だけが
その病院に入院する患者さんの主治医になることができ、
病院に所属している勤務医は
あくまで主治医の補佐しかできません。

実際入院したことのある方はわかると思いますが
主治医は毎日一、二回の患者の訪問をするだけで
普段は交代制の勤務医が24時間体制で入院患者の管理をします。

そして何か患者さんに問題があれば
勤務医がまず患者さんを検査し、
そして勤務医は主治医に連絡して対処にあたります。

決定権や責任はすべて主治医にあるわけです。
ですから良い主治医に会うか会わないかで
その後の治療に雲泥の差がでます。
このさい病院の施設はあまり治療に関係ありません。

つまり大切なことは病院を選ぶことより、
良い主治医をえらぶことです。

つまり自分で医者を選ぶのです。

これがなかなか日本人にはわかりずらいのですが
とーーーーーても大切です。

病院はあくまでも病人を管理するホテルであり
自分の財力によって自由に部屋のサービスを
選ぶことができる施設でしかありません。

主治医があなたの治療の
すべての決定権をもっていますので
まずは評判の良い各専門の医者を探してみて下さい。
それがフィリピンで安心して医療にかかる
一番大切なコツです。



つまりフィリピンで医療を使うこつは
事前にその地域で有名な各専門の医者を調べておき
病気になったらどの医者にかかるかを
前もって決めておくこと。 

そしてその医者の良し悪しでどんな医療が受けられるかが決まります。

つまり医者を知らなければどこの病院へ行っても
良い医療を受けられません。

その地域の日本人会に行けば
大概お勧めの医者の名簿があると思いますので
口コミやそれらを参考にして自分が良いと思った
医者の名前を手帳に書き留めておいて下さい。

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